日本分子生物学会 公開プレゼンテーション 2013
「生命世界を問う」      2013年12月6日(金)

For Scientists

市民の方々はもちろんのこと、本企画は科学者の皆様にもご覧いただきたい − その意図をお伝えします。

科学者、研究者の皆様へ

本企画では従来の市民公開講座を一新し、6名の新進気鋭の研究者を集めた一大エンターテイメントショーへと変貌させます。 一般市民を対象とした講演であることに違いはないものの、実は研究者の皆様も重要なターゲットです。

本企画について研究者のみなさまにお伝えしたい、多くの市民公開講座と異なる点は以下の3点です。

1. 研究内容ではなく研究者自身を表現するプレゼンテーション
 今の日本ではノーベル賞を取らない限り、一般の方は名前と研究を紐づけてはくれません。これは”研究内容”を伝えようとわれわれが精進する一方で”研究者”がどのような人達なのかが一切伝わっていない証拠であると考えます。本講演では研究内容ではなく研究者自身を、申請書のような事実に基づいた研究背景でなく研究者自身の個人的なモチベーションを、単純な研究展望ではなく野望を語っていただくことにしています。論文やプレスリリースなどではほとんど目にすることはない、研究者としての極めて主観的な生き様を語ることで、一般の方に研究者はカッコいいと思ってもらえるためのプレゼンテーションを行います。
 ぜひもう一度この視点で本Webサイト “Speakers” のページをご覧ください。各演者の名前の横には肩書きはありません。プロフィールは所属を書き連ねたものではありません。企画の全てにおいて、”科学者”を一般市民に伝えるためのアウトリーチ活動の”あり得る”一つのかたちを提案します。

2. デザイナーマッチング
 上記目的を達成するために、何人かの演者はそれぞれデザイナーと組んでスライドを作成しています。素晴らしいスライドでプレゼンテーションをするためでもありますが、われわれ研究者がが今後デザイナーと上手く組むための布石でもあります。申請書やプレゼンなどで絵がもう少し描ければより伝わるのに、という状況になることは往々にしてあると思います。本講演ではデザイナーマッチングの効果をプレゼンテーションとしてお見せすることで、研究者とデザイナーの垣根を埋める先陣をきります。

3. 若手主催・日本科学未来館協力
 本企画では若手研究者と科学コミュニケーションのプロである日本科学未来館のスタッフ、そしてサイエンスイラストレーター・デザイナーから成るチームを組み、現場からのボトムアップな企画・運営をしています。研究資金提供元等によるトップダウン・強制的なアウトリーチではない、挑戦的な今年の年会にふさわしい能動的な市民公開講座を目指しています。


第一線で活躍する6人の生命科学者が様々な方のコメントをもとにスライドを何版も改訂し、原稿を作成し、プレイベントとして日本科学未来館でのリハーサルをこなし、まさに今この瞬間にも原稿をさらに改訂・練習して本気で臨むプレゼンテーションをぜひともご覧ください。今年の分子生物学会でしか見れない光景だと思います。市民の方々はもちろんのこと、研究者である皆さまも一体となって、日本の科学の、そして何より日本分子生物学会の強みである研究の裾野の広さを楽しみつつ、ご参加いただければ幸いです。
第36回日本分子生物学会年会 公開プレゼンテーション 「生命世界を問う」 実行委員会 一同